posted by anna
at 22:41:50 │
EDIT
ネバーランド / 恩田陸
☆内容☆
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
☆感想☆
はじめて読んだ時、
男子寮って素敵・・・・・!!
という感想が脳内をかすめました。既に子供のころからちょっと怪しい人だったんじゃないかな。と思います。
少年4人という設定がミステリアスで興味をそそられます。
中身も、淡々と進んでいく割には味気ないなー。という印象が少ないです。
ここらへんは恩田陸のするところの手腕なのであまり問題なく読めるかと(笑)
学校生活での青春だよなー。という印象かな。
こういうゲームを考え付くのも、この時期ならではの話はこびで、ラストの具合もとびぬけてびっくりするほどではないけど、ちゃんと小説として機能する仕掛けがほどこされています。
学生向け、といわれるとなんだか微妙です。
私としては、ちょっと歳をとってから、この年代をあわく思い出してほしいよなぁ・・・。という作品。
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