posted by anna
at 02:09:00 │
EDIT
森博嗣「すべてがFになる」を読み終えた感想です。
読みかけの本をほうりだして、今日はひたすらコレのみを読んでいました。
長い! 面倒! 面白い! の微妙な3連符です。(何 の 話 だ 。)
いやぁ。。。もう森博嗣のロジックの虜ですよ。
ロジカリスト森博嗣バンザイ!!(勝手に名づけるな。)
「思い出と記憶って何処が違うか知ってる?」
「思い出は良いことばかり、記憶は嫌なことばかりだわ。」
「そんなことはないよ。嫌な思い出も、楽しい記憶もある。」
「じゃあ、何です?」
「思い出は 全部記憶しているけどね、 記憶は全部思い出せないんだ。」
うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
ロ ジ カ リ ス ト 森 博 嗣 !ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノバンザーイ
読後感もあっさりしているけれど後ろ髪ひかれる。というカンジで上手くまとまっています。
とにかく、(しつこい位書きますが)この作者は
ロジックを巧みにあやつります。
人物描写が表面的です。
というのは、キャラクターの思考をきっちり描いており、外からというよりむしろ中からキャラクターの本質を見抜かせようとする手法をとっているからです。
なので、「天才」「変人」等の端的な言葉説明で終わっているものも多いです。ですが、ソレはそれ!みたいに割り切って読みすすめれます。
人気の理由は読んでみないとわかりません。
第1回メフィスト賞受賞。ミステリ好きには納得の結末が待っています。
これ以上語ったらネタバレしちゃうので感想にはなってませんがここらへんで!
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