posted by anna
at 19:16:41 │
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もう3月も終わりですよ。
明日から新学期☆デスヨ!!
何で私はインフルエンザなんかにかかってるの?
という激しい疑問にぶつかったりもしてみる。
えーと、今感想書いてない本がざくざくー・・・(涙)
書きます書きます。気長にGOです!
毎日書いても3年間はネタがつきないくらい感想かける本がたまっています。
まったくもってどうしたものか。
森博嗣のS&Mシリーズは現在5冊目まで読破!
おぉ!残り半分!
恩田陸の「黄昏の百合の骨」が文庫で15日に出るそうです。
楽しみ!!
そんな徒然。PR
posted by anna
at 22:07:07 │
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螺旋階段のアリス / 加納朋子
大企業のサラリーマンから憧れの私立探偵へ転身を果たした筈だったが
―事務所で暇を持て余していた仁木順平の前に現れた美少女・安梨沙。…亡夫が自宅に隠した貸金庫の鍵を捜す主婦、自分が浮気をしていないという調査を頼む妻。人々の心模様を「不思議の国のアリス」のキャラクターに託して描く七つの物語。
加納ミステリ大好きなんですが、
コレは
タイトル勝ちな作品でしたね。
はじめて読んだのはハード本だったのですが、文庫本で出て、即買いました。
7編からなる小さなほのぼのミステリを主題としていて、謎解きが自分でも出来てしまうというのが乙な一品。
加納ミステリの3分の1は読んでる途中に絡みあった紐を解きほぐすことが出来ました。私は、ですが。
なので、多分、もっと解ける人もいっぱいいると思う~vv
解ける=展開がわかって面白くない。
というセオリーが通じないのがこの加納朋子です。
アリス大好きアンナですが、
アリスは特に関係ありません。
時折、オマージュとして(ディズニーではなく原作を)使っていること、主人公助手の女の子の名前くらいじゃないでしょうか・・・・。
特にドロドロしたところもないので(さすが加納作品!)ミステリ好きじゃない方でも手にとりやすく、短編集なので読みやすい一冊。
個人的には「最上階のアリス」が好きかなー。
個人的にはアリスシリーズより、駒子シリーズの方が好きなのだけれども。
posted by anna
at 00:26:01 │
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【作品紹介】
懐かしい故人と再会できる聖地―アナザー・ヒル。死者たちを『お客さん』と呼び、温かく迎えるヒガンという祝祭空間。連続殺人、不可思議な風習、天変地異、そこに新たな事件が―めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーの結晶体。
ちなみに謡い文句がコレ↓
死者が現われる土地――V.ファーで起こる連続殺人、そして「ヒガン」という不可思議な儀式。東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観を、いまだかつてないスケールで描き、ミステリーとファンタジーの融合を果たした恩田陸の最高傑作! 本屋大賞&吉川英治新人文学賞W受賞『夜のピクニック』、直木賞候補作『ユージニア』につづき、さらなる新境地に挑んだ渾身の1600枚!
まぁ・・・渾身の1600枚だったんですけど・・・。
いや、面白いよ?さすが恩田陸!ってカンジだったんですけどね。
オチ弱というか拍子抜け。というか・・・。
恩田陸にしては珍しく、いきなり世界感をぶつけてきます。ある程度の「入り」がいつもあるんですけど、そこが不思議でした。
なので、いきなり何の話し!?と思わざるをえない。
そこが興味を持たせるポイントだったのかもしれないけれど、上手く入り込めずに私はそのまま世界からはじき出されてしまいました。
世界感を自分の中に構築できなかったというか・・・。なので、矛盾点も多い。
それはともかく、自分のテリトリーにひきずりこもうとする恩田手腕はさすがとしか言いようがありません。
上巻の真中~下巻の真中まではノンストップで読みすすんでいきました。さすがです。
ただ、そのオチが、そんなんあり!?みたいな。
はっきり行って、オチてません。
ぐだぐだしすぎというか、折角の伏線を上手く拾わずに終わってしまうんですよ。
恩田陸には意図的としてよくある話ですが、これではもっときちんと拾ってほしかったな、というのが私の意見。
ただ、此処を拾わないからこそ文学価値があるのだとする意見は否めません。
ミステリーとファンタジーを混ぜた結果の副作用、というカンジでしょうか・・・・。
上下巻じゃなくて、上中下巻ならもっと面白い作品だろうなぁ。としみじみ思います。もっと長くてもよかったよ、この設定なら。折角の伏線がもったいないです。
ちょっと文字サイズは大きめでお送りします。
そういや、最近、不思議な夢をみました。
恩田陸は、不特定多数の小学生だった。という夢。
意味がよくわかりませんね。
つまり、こういうことです。
恩田陸という人間は本来存在せず、ひとりの人間が裏で糸をひいていて、想像豊かな小学6年生の子供達にある程度の設定だけ書いて、各々が好きなように物語を書かす。というもの。
一見ありえそうにないんだけど、すごい想像じゃないですか?
つまり、ゴーストライターどころか、恩田陸という集合体の名称があって、それで話を書いていくんですよ。
だから、色んなジャンルの違うお話が次々とかけるというわけ。
しかも、その小学生、書き終わったら、その糸をひく人間に殺されてしまうという・・・・。
シュールすぎだろ、自分。と思わなくもなかった・・・・!!
とりあえずそんな話。
恩田陸って、ひとつひとつの作品で方向性があまりにもバラバラなんですよ。
だからすごく不安になる。
本当に同じ人が書いてるの??と思う作品もいくつかあって、
そんな不安から今回の夢をみたんだと思うのね。
でもこの背景には明らかに再放送中の(嵌ってる)アンフェアが主軸になってると思う。
ゴーストライター
殺人
この2つがね!!(苦笑)
posted by anna
at 02:25:51 │
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何故に4巻なのか。とかそういう疑問は一切合切持ってはいけません。
<s>決してグエルが好きだからとかそういう理由ではありません。</s>
さて、十二秘色(ひそく)のパレットとはどういう漫画なのかといいますと・・・・・
世界一美しい羽根を持つ鳥たちと色彩の魔術師「パレット」が住む都・オパル。触れたものから色を奪う特殊技能者=「パレット」の養成学校に通う少女セロは、ペアを組んでいた鳥・ヨーヨーを何者かにさらわれてしまい…!? スーパーカラフルファンタジー☆
だそうですが、この説明、
ぶっちゃけ、わかんない。
でも、その通りだから文句は言えない。(言ってる言ってる。
特殊能力の設定漫画は数あれど、
色を引き出すというのは結構めずらしいよね。
というのが私的見解かな。
エピソードとモノローグの入れ方がとぉっても絶妙なんです!
そしてこの
コアな笑い。
一部の人にはたまらなく受けるんですけど、大抵の人は
え?それ面白い??とおもわれがち・・・。
なんてもったいない!
この笑いがわからないなんて!!デスヨ。
とりあえず何が言いたいかと言いますと
センスが格別に良い。ということ。
まねしたくても真似できない。
持って生まれた素質ですね、コレは。
今後は主人公、留年生セロと医務室グエルの恋物語になっていくはずなんですが。。。。
どうなんでしょう。
本誌ではセロ、襲っちゃいましたしね。ちゅーしたコマ
トキメキ度が上がらないのもこの人の作品の凄さだと思います。
でも、次のグエルの自制できてないシーンはあまりのリアリティっぽさに身もだえしました。
くはーーーーーーーーっ!!
posted by anna
at 02:09:00 │
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森博嗣「すべてがFになる」を読み終えた感想です。
読みかけの本をほうりだして、今日はひたすらコレのみを読んでいました。
長い! 面倒! 面白い! の微妙な3連符です。(何 の 話 だ 。)
いやぁ。。。もう森博嗣のロジックの虜ですよ。
ロジカリスト森博嗣バンザイ!!(勝手に名づけるな。)
「思い出と記憶って何処が違うか知ってる?」
「思い出は良いことばかり、記憶は嫌なことばかりだわ。」
「そんなことはないよ。嫌な思い出も、楽しい記憶もある。」
「じゃあ、何です?」
「思い出は 全部記憶しているけどね、 記憶は全部思い出せないんだ。」
うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
ロ ジ カ リ ス ト 森 博 嗣 !ヽ(゚▽゚*)乂(*゚▽゚)ノバンザーイ
読後感もあっさりしているけれど後ろ髪ひかれる。というカンジで上手くまとまっています。
とにかく、(しつこい位書きますが)この作者は
ロジックを巧みにあやつります。
人物描写が表面的です。
というのは、キャラクターの思考をきっちり描いており、外からというよりむしろ中からキャラクターの本質を見抜かせようとする手法をとっているからです。
なので、「天才」「変人」等の端的な言葉説明で終わっているものも多いです。ですが、ソレはそれ!みたいに割り切って読みすすめれます。
人気の理由は読んでみないとわかりません。
第1回メフィスト賞受賞。ミステリ好きには納得の結末が待っています。
これ以上語ったらネタバレしちゃうので感想にはなってませんがここらへんで!